迷信とは怖いもの
かつて運動部のしごきで、水を飲んではいけないとか
うさぎ跳びでグランド一周だとか、今となっては本当はやるべきでないことが
ひと昔前ではよくある光景、だったことがあります。
牛乳を飲まないと背が伸びない、とか言って脅されるように
せっせと大人たちから牛乳を飲むように言われたのも
今となってはやるべきでないことのひとつ、なのでしょうか。
近頃、日本人やアジア人は特に成人してからは
あまり牛乳や乳製品を摂らないほうが健康のためにいいという
話をよく聞きます。
アジア人は、牛乳に含まれる糖などを分解する酵素を、
他の欧米人よりもあまり持たないというのです。
当然、年代や個別差もあるとは思いますが
いわゆる乳脂肪によってコレステロール値が上がるため
動脈硬化や心臓病のリスクを持った人は特に注意すべしだとか、
あと乳がんなど婦人科系の疾患の原因にも挙げられています。
いまや牛乳はいつも冷蔵庫の中に常備すべきアイテムではなくなってきているのかもしれません。
牛乳は万能のように言われていた時代があって、
子どもの頃は牛乳＝カルシウム、水代わりに飲むことを推奨されまで
したのに、最近の研究ではそれに対しても
むしろ継続的に牛乳を飲むことでさまざまな病気を誘発する可能性が
あるということまで発表されたりしているので、とても気になるところです。
何でも
過ぎたるは及ばざるが如しと言いますが、健康を維持するためにと
あまりひとつの食品に比重を置くようなことはしないほうが
良いのかもしれませんね。